【中国】先人の知恵を感じたトルファン観光

中国
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ウイグル自治区に入って最初の街・トルファンです。トルファンは、今までにない警備の厳しさ・そして身分証明証必携の窮屈さを感じた街です。

トルファンは西遊記に登場する山・火焔山があるのですが、市内観光しかしていないのでサラッといきます。

 

※しばらく更新が停滞していましたが、タジキスタン・ワハール回廊を満喫し、現在首都・ドゥシャンベにいます。今後はウズベキスタンへと抜ける予定です。

【場所】吐魯番(トルファン)
【滞在日】2019.6.11~6.13
【気温】最高29度 最低21度
【通貨】1元=15.7円

➊トルファンとは

かつてはシルクトードの要衝として栄え、現在も鉄道のウルムチ方面とカシュガル方面の分岐点として重要な町です。

トルファン盆地の中央に位置し、農業が盛ん。特にブドウが有名で、8月下旬にはブドウ祭りが開催。町歩きをしていると。ブドウ棚を至る所で見かけます。8月は超格安で美味しいブドウを食べることができるので多くの人が国内外から集まるそうです。

鉄道駅は2つ。トルファン駅とトルファン北駅。こちらの記事にも書きましたが、トルファン駅は市内から60kmも離れておりアクセスが悪いので、トルファン北駅に停車するチケットを購入すると便利です。

 

➋泊まった安宿

达卜青年旅舍(Turpan Dap Youth Hostel)

外国人にとって、安宿の選択肢が少ない新疆ウイグル自治区。最安を求めてこのユースホステルに宿泊するバックパッカーが多いと思います。私もその一人。

【料金】30元(=471円)
【部屋】女子ドミトリーA/C

wifiは共有スペースでないと弱くて使い物になりませんが、スタッフ・共有スペースの雰囲気が良く居心地の良い宿でした。トイレ・シャワーも複数個あるので宿泊者が多くても全く問題なし。詳しくは後日の宿まとめにて。

ウイグル自治区の雰囲気漂う通りにあります。

人懐っこいゴールデンレトリーバーがお出迎え。

女子ドミトリー。

この宿一番のメリットはシェアツアー

トルファン観光地の多くは郊外にあり、1人で回るには高額。数人でチャーターするのが割安です。(ただ、私は今回郊外には行かず市内のみの観光でした。)

フードマップやおすすめローカルフード。

宿↔駅へのアクセス。トルファン北駅へは、K1バス(直通)か206/208→202バス(乗り換え)で簡単にアクセスできます。バス運賃1元

宿ではスイカをみんなで食べたり、夜ご飯を食べに行ったりしました。



 

❸トルファン観光

私は中国で初めてEバイク(電気バイク)をレンタルしました。中国では電気バイクが主流です。

まず、バイク屋(Giant)に朝10時頃に行ったところ、まだオープンしておらず。12時ごろには開いていました。トルファンは夜8~9時も明るいので、トルファン市民は朝が遅めです。ここでレンタルしていた宿泊者によると50元/日だそうです。

ナンを焼くウイグル人。大きなかまどです。

荷物を運ぶドンキー(驢馬)。

トルファン博物館

まず近くの博物館へ。中国は各地の観光料が高いですが、どの街も歴史博物館は殆どが無料です。

右側の入口で荷物とパスポートのセキュリティチェック。

ここの警察官にバイク屋がまだ閉まっていたという話をすると、個人的にEバイクを貸してくれました。40元/日。もともと日本人ガイドをしていたようで、「明日休日だから、郊外に1日ガイド付きツアー(500元)に行かないか」と勧められましたが、予算オーバーなのでそれはお断りしました。

トルファン博物館にはトルファンでの出土品が8割あり、シルクロード時代のものもあります。一番の見どころはミイラ。埋葬された古代人のミイラが何体も展示されていました。

レプリカだったような…。敦煌にある莫高窟で見学した石窟内の壁画に似ているなぁと思い、撮影。莫高窟は石窟内撮影禁止でした。

恐竜の化石の展示もあります。子供が訪れても、意外と面白いかも。入館料無料で冷房完備、市内からのアクセスも良いので観光の一つに取り入れやすい博物館です。

 

バザール

博物館の通りをまっすぐ西に歩くとバザールが。こちらも勿論厳重警備。

ウイグル自治区では、伝統的な帽子を着用している人を多く見かけます。そしてアーリア人(インドやペルシア)程の彫りの深さはないけど明らかに漢民族とは違った顔立ちです。

暑いのでソフトクリームが人気。2元。

柄が美しいウイグル絨毯専門店。

その他生活用品やドライフルーツなどが販売されており、ある程度のものが揃います。

ドライフルーツ、特に名産のブドウは格安。沢山の種類から選ぶことが出来ます。味見し放題です。私も移動時、小腹が空いた時用に葡萄のドライフルーツを購入。10元でもたっぷりです。

ただ、バザール内は思っていた程の活気はありませんでした。

バザール入口横の市場の方に入って左側。ローカルレストランが沢山並んでいます。

残念ながら昼食後だったので見学だけ。折角ならここで現地の人と並んで食事をしたかったです。

 

交河故城

トルファン市内から西に16kmにある交河故城。バザールや博物館のある通りからまっすぐ西に進んだ場所にあるため、バイクでも迷いません。看板もあります。

6世紀初頭に交河群城が築かれ、現在残存している遺跡は唐代以降に建築されたものです。城壁はなく、南北1km、東西300mの長方形です。

世界での最大級・最古級の版築(土を強く突き固めて構築する方法)だそうで、2014年にシルクロードの一部として世界文化遺産に登録されています。

門の右側に無料の駐輪スぺースがありました。

交河故城のチケット売り場は博物館並みの豪華さ。

交河故城の入場料は70元。チケット売り場から交河故城までのシャトルバスは別途・往復25元。往復3kmと言われたので、歩くことにしました。(シャトルバスチケットを購入しても遺跡内は徒歩です。)

交河故城までは1本道。途中バイクに乗った地元民が何人か通ったので、入場料さえ払えばバイクでも行くことが出来るのかもしれません。

右側にはブドウ棚。

15分程度で遺跡入口に到着。

遺跡内では、観光客にも会いますが、凄く静かな世界でした。何本もの分かれ道があるので、散策するうちに一人になったり、再会したり…。

交河故城は世界でも珍しい建築方法で「版築」されています。建築方法というのは「減土法」。この遺跡、大地に存在する土を利用して、上から下に彫って造られた都市。そうして造られた道路や寺院区、居住区などに壁や堀が版築(土を強く突き固める方法)されています。

遺跡の見た目は完全に土の塊です。

曇り空だったので、青色と土色の綺麗なコントラストは撮れませんでした。

居住区、管区、寺院区と3つの区域に分かれており、非常に広いので1時間以上歩いて回りました。完全に異世界で面白いのだけど、後半は少し景色に飽きてしまいました。

交河故城
 

 

カレーズ楽園(坎儿井乐园)

トルファンはオアシス都市として栄えましたが、湧き出る泉や河川の水を利用したオアシスではありません。カレーズと呼ばれる地下水路を利用したオアシス都市です。

カレーズ楽園はそのカレーズについて展示された博物館で、交河故城と市内の中間に位置します。

交河故城からの帰り道、沢山のブドウ棚。

まだ小振り。でも美味しそう…。8月のシーズンになると安く美味しく食べることが出来るそうです。

 

カレーズ楽園の入口・出口も相変わらずの厳重さです。

入場料40元を支払うと博物館へつながる道に入ることができます。

トルファンにある観光名所の入場料料金表。

↑意味は分からないけど、可愛らしいのでパシャリ。

博物館の外には実物大の展示があります。

日本語解説もあります。多少の誤字脱字はご愛嬌。

乾燥の強いトルファンではカレーズ(掘り抜き井戸・地下水路)は生命線でした。乾燥が強いということは蒸発しやすいということ。地下水路にすることで、蒸発を防ぎ数キロ先に山麓の地下水を運んだと言われています。

一番長い地下水路は約20km!先人の知恵は素晴らしいです。

地下に入ると実際に再現した地下水路の上を通ることが出来ます。

 

❹トルファンでの食事

ウイグル自治区に来て一番食べたかったのが、ポロ(抓飯)。ウイグル風の羊肉炊き込みご飯です。宿の人にお勧めされたレストラン・艾力开木へ。

ポロ20元

羊肉は日本では臭みがあって独特というイメージがありましたが、凄く食べやすい!全く臭みがなく肉は柔らかく食べやすい味でした。この後訪れた中央アジアのプロフ(羊肉のピラフ)と比較しても脂っこくなく、少し甘めの味付けで良い羊肉デビューでした。

中国ではよくある卵とトマトを炒めた家庭料理・西紅柿炒鶏蛋。トルファンに来てやっと食べることが出来ました。シンプルで辛くもないので日本人が好きな味です。

宿に戻る途中、路上販売のヨーグルトジュース。5元氷が入っているので冷たくてさっぱり。

宿から大通りへ行く途中、朝ごはんを買う場所があります。見た目は肉まん。1~2元と格安で1個から購入できるのが嬉しい。持ち帰り、宿で食べていました。

 

ある夜は、宿のメンバー8人ほどでレストランへ。中国に来て初めての回転テーブル。中国料理は量が多いので大人数でシェアが一番良いです。

ちなみにここで出会った香港人・台湾人・中国人・スイス人たちとはカシュガルでまた再会することになりました。国が違っても、ウイグル自治区に入ると、皆同じようなルートです。

 

次回は中国最後の観光地・カシュガルへ行きます。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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