タイから南下して陸路で最後の国、シンガポールまでやってきました。
カンボジアへ向かうための空港をクアラルンプールとシンガポールで迷った時、訪れたことがなかったので折角ならば、と行くことを選んだシンガポール。
何をするにしてもお金が掛かる世界一物価の高い国・シンガポールです。
【場所】シンガポール
【気温】最高32度 最低27度
【通貨】1シンガポールドル=79.8円
シンガポールの街並み
初めてシンガポールにやってきました。
シンガポールは東京23区と同じぐらいの広さの面積に、世界中から富裕層が集まっており、高層ビルが建ち並んでいます。
今までのアジア諸国とは違い、スーツをピシッと着るビジネスマン達。街を歩きながら感じる場違い感・・・。
市内の移動はMRTというメトロを利用。
デポジットとして最初に10¢多く支払い、3回の利用で10¢分が割引されます。市内にはバスも走っていますが、バスのチケットはデポジットが返却されないので、短期旅行者にはメトロの方が便利。
物価の高いシンガポールだけど、電車運賃は高くないので助かります。距離にもよるけど1回140円くらいでした。
宿から、ベイフロントやマーライオンの近くまでMRTで。
Raffes Place駅からマーライオンのある公園まで、川沿いを歩きます。
アンダーソン橋。
マレーシアでも見たようなウォールアート+銅像も時々見かけました。
がっかりなマーライオン像
シンガポールといえばマーライオンですが、世界三大ガッカリの観光スポットと言われております。他の2つはデンマーク・コペンハーゲンの人魚姫像、ベルギー・ブリュッセルの小便小僧です。
知名度の高さとは裏腹に、ただマーライオンがあるだけ、他に何もない、というところから、残念な認定をされてしまっているようです。
ということで、あまり期待をせずに行って参りました。
世界三大がっかりと言われるマーライオンですが、更にがっかりな状態となっておりました。
マーライオンが工事中!!
実際には工事ではなく清掃・整備らしいのですが、完全に黒いシートで覆われています。
調べてみると、2019年2月末~5月6日までの定期清掃のようです。期間が長い!私が訪れたのは5月5日だったのでギリギリ清掃期間内。
GW期間中だったので日本人の方も多く、「えー残念。」という声もチラホラ。
マーライオンパーク内で、有名なマーライオンの後ろにある小さなマーライオン。
こちらで沢山の人が写真を撮っていました。
マーライオン公園から見えるマリーナベイサンズ。宿泊者だけが入れるという、屋上プールが有名なホテルです。
この付近では夜になると無料のライトアップショーがあるのですが、時間があるのでご早めの夜ご飯を食べに街を散策。
シンガポールで普通のレストランに入ると軽く1000円は超えてしまいます。安いご飯を調べて中華街へ。チャイナタウンは世界各国どこにでもあるから嬉しいです。
露店のような、少し小汚いチャイナタウンをイメージしていましたが、実際には綺麗なレストラン街でした。
うーん・・・。どこもきちんとしたレストランで、探していた雰囲気とは違う。
すぐ近くにある、ホーカーズへ向かいました。
B級グルメ、屋台村ホーカーズ
ホーカーズとは小さな飲食店が集まった屋台村です。シンガポール内にはホーカーズというフードコートが何ヵ所もあり、格安に食事をすることが出来ます。
マーライオンやチャイナタウン近くの、マクスウェルフードセンターに行きました。
この雰囲気!探し求めていたものです。席は相席。
チキンライスセットを注文。5$。
チキンは柔らかくてスープも出汁が濃厚。美味しい。だけど、どうしてもイポーで食べたチキンと比較してしまいます。イポーで食べたチキンの圧勝でした。
美味しいのだけれど、鶏という枠組みの中に戻ってしまった感じ。上手く表現できません。
イポーが少し恋しくなりました。
スターフルーツと梨のジュース。さっぱり。
無料の噴水ショー・スペクトラ
次第に暗くなってきたので、再びマリーナサンベイズへ。シンガポールは日本同様治安が良いので、一人で歩いている女性も多く、安心です。
スペクトラとは、マリーナサンベイズで無料で見ることのできる、水と光と音のエンターテイメントショーです。
曜日によって回数が異なりますが、日曜日は20時・21時の2回開催されるので、20時に合わせて20分前に到着しました。
高層ビルの夜景が綺麗です。
会場正面には既に多くの人が座って、席とり。
前すぎると柵が邪魔で見えづらいという事前情報をもとに少し後方で待機します。
最近話題のプロジェクションマッピングです。音楽とともに、光、映像、噴水が変化します。
綺麗な音楽から始まり中華系の音楽になったり大きな鳥が動いていたり・・・。すごい迫力!
写真はきれいに撮れなかったけど雰囲気だけでも。
この噴水がすごい!高さを変え、色を変え、大迫力です。
15分間でしたが、最後は花火大会のようなドドドドドっという圧巻のクライマックスでした。
近未来型植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
噴水ショーが終わったら、マリーナベイサンズの大型デパートとホテルを抜けて巨大植物園のガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ歩きます。
こちらの施設でも光と音の無料のショーがあるのです。通称OCBCガーデン・ラプソディ。こちらは1日2回19:45と20:45の開催です。
20時のショーを見た後なので、20:45のショーを見に行きます。
デパート内。中央は人工の川(?)でボートが走っています。
シンガポールといえばこの植物園を想像する方も多いでしょう。
ガーデンズバイザベイのライトアップショー。こちらも無料でショーを見ることが出来ます。(写真中央に映っているスカイウォークは有料だけど、ツリーの真下は無料です。)
通常は、人気映画のテーマ曲やクラシックなど数曲をメドレーにのせて繰り広げられる光と音楽のショーなのですが、私が行った5月5日はスターウォーズとのコラボの日でした!
「May the force be with you(フォースとともにあらんことを)」という有名な台詞から、5月4日(May Fourth)はスターウォーズの日として世界中でイベントが行われています。
シンガポールのガーデンズバイザベイでも2019年5月3日~5月5日の3日間限定でスターウォーズの音楽に合わせて幻想的な音楽ショーが開催されていました。ラッキー。
正直、想像以上でした。私は噴水ショーよりもこのガーデン・ラプソディの方が好みです。
光と音楽がダイナミックで本当にすごい!ターウォーズの大ファンという訳ではないけど結構感動。
これを毎日1日に数回開催するシンガポールって本当にすごい!
2泊3日(実質丸1日)のシンガポール滞在ですが、街中を歩く人々には他のアジア諸国にはない余裕が感じられました。
通常であれば入場料が掛かりそうな光と音楽のショーが2ヵ所無料なので、かなりお得に楽しむことが出来ます。
ただ、やはりシンガポールは大都会。東京と同じような雰囲気の街を歩きながら、「私が来たかったのはここではないな・・・。」と感じてしまいました。私は大都会よりも発展途上国や自然派でした。
バックパッカーとして来ても楽しいけど、高い物価を気にして100%全力で楽しむことは出来ないな、と。シンガポールには経済的に余裕が出来てから、改めて家族や友達で訪れたいと思います。その時には、ぜひマリーナサンベイズに宿泊してプールに入りたいです。
チャンギ国際空港からカンボジアへ
チャンギ国際空港へもMRTで簡単にアクセスできます。
ちなみに、チャンギ国際空港は世界の空港ランキング1位と言われているのですが、利用してみるとその理由が分かりました。
シンガポール~カンボジアのシェムリアップまでジェットスターです。
ミャンマー~タイへ行くためヤンゴン空港にチェックインしたときに「(渡航先の)出国航空券が必ず必要です」と言われてチケットをその場で取らされました。
そのため、今回はカンボジア出国の復路航空券を予め取ってから行きました。(フライドバイという航空会社の無料で発行できるチケット)が、結局チケットは不要でした。
まずは自動チェックイン。パスポートを機械に通すと、航空券・手荷物預け用のシールが発行されます。
その後手荷物預けへ。
なんと自動手荷物預け機械でした!
手荷物預けの機械で自分で操作するだけ。勝手に荷物を回収してくれます。すごい。
さらに出国審査。(チャンギ国際空港は手荷物検査所は出国審査の後です。)
出国審査も自動改札ルート。
初めての利用だけど、自動で良いそうです。出国スタンプは押されず。
心配になってGoogleで調べたところ、2019年4月22日から、出国時のスタンプを廃止したそうです。シンガポール人だけでなく外国人もです。
・・・ということは。
出国審査を終えるまで空港スタッフとは殆ど会話をしませんでした。「こっちだよ」という案内ぐらい。つまり、シンガポールから出国する時は復路航空券を準備する必要がなかったわけです。勉強になりました。
出国まではプライオリティパスを利用して空港ラウンジSATS PREMIER LOUNGEへ。
アジア料理中心で、タイガービールと一緒にデザートまで。3時間弱ぐらいゆっくり滞在し、ご飯も美味しくいただきました。
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