ジョージアの首都・トビリシからアルメニアの首都・エレバンにやってきました。エレバン近郊には見どころが沢山!なのですが、四方に散らばっているため、毎回マルシュルートカに乗って行く必要があります。
エレバンに着いた翌日、まずは北東方面にあるセバン湖(セヴァン湖)と、北方面のハンカヴァン温泉に行くことにしました。
天気が良いということもあり、セバン湖は絶景!雰囲気も景色もすべてが良い場所でした。
まずはセバン湖をご紹介します。
【場所】エレバン
【移動日】2019年9月4日
【気温】最高30℃ 最低16℃
【通貨】100ドラム≒22.6円
1.セバン湖とは
エレバンの北東60km、ゲガルクニク地方にあるコーカサス最大の湖。海抜1,900mにあり、世界で最も高地にある巨大湖の一つです。その美しさから「アルメニアの真珠」ともよばれているそう。
1940年以前はこのセバン湖にセバン島と呼ばれる島があったのですが、現在は水位の低下により半島になっています。(旧ソ連時代の灌漑利用の影響。)
その半島に建つのが9世紀のセバン修道院跡。教会は「セバナバンク」とも呼ばれています。
2.セバン湖への行き方
2-1.行き方は2通り
市内からセバン湖行きのマルシュルートカ(乗り合いバス)が出ています。
➋地下鉄・Yeritasardakan駅からマルシュに乗る
エレバン市内の北に約10kmの場所に位置する➊北バスターミナルから行くのが一番有名な行き方。殆どの方は北バスターミナルを利用していると思います。
しかし、宿泊したホテルのオーナー情報で、エレバン中心部にあるメトロ駅・Yeritasardakan駅にもセバン湖行きのマルシュがあることが分かりました。バスに乗る必要がなく徒歩でも(またはメトロに乗って)行くことが出来る場所なので、➋の方法が一番楽だと思います。
マルシュは7時頃~17時頃まで運行しているようです。
↑北バスターミナル。
↑地下鉄(メトロ)・Yeritasardakan駅
2-2.実際の移動とセバン湖
まずは、Yeritasardakan駅前に移動します。市内中心部のホテルの場合十分徒歩圏内。メトロを利用する場合も一律100ドラム(=22円)と格安です。(ICカードはないため、現金で支払うことが可能です。)
Yeritasardakan駅。
Isahakyan street沿いにYeritasardakan駅があります。セバン行きのマルシュは道路を挟んで駅の反対側、すぐ目の前です。
「セバン?」と聞くと教えてくれます。セバンの町まで600ドラム(=135円)。通常はセバンの町までしか行かないのですが、「セバナバンク」へ行きたいと伝えると、1,000ドラム(=226円)で連れて行ってくれました。
セバンまでの料金は北バスターミナルと一緒。セバナバンクまでの料金は北バスターミナルの場合800ドラムらしいのですこし割高。ただし、運転手の裁量によると思われます。
また、セバンの町からセバナバンクのある半島は7km以上離れており、へタクシーで行く場合は1,000ドラム~2,000ドラムかかります。
10時頃マルシュに乗り、10時20分乗客がある程度集まってからYeritasardakan駅を出発しました。11時40分、約1時間20分でセバナバンクに到着。
駐車場まで歩いていきます。奥にある建物の左側の階段を上ります。
途中には土産屋。
そしてあっという間にセバナバンクに到着。
エレバンは暑かったのですが、セバンは標高1900mというだけあって、想像していたよりも涼しいです。半袖で丁度良いか少し涼しいかな、というぐらい。風が心地よく、この時点で既にセバン湖が好きになりそうな予感!
そして教会が2つ。
とんがり屋根がすごく可愛い!そして天気が良いので写真が映えます。
教会は中に入ることが出来ます。ただし、タンクトップや短パンはNG。
教会の敷地内には十字架石(ハチュカル)が沢山。Khachkar(ハチュカル)はアルメニア正教を代表するもので、「Khach」が「十字架」、「Kar」が石を意味するそうです。アルメニア正教会に行けば必ず見ることが出来ます。
正面には小さな祭壇。
この教会では、この絵の下にあるハチュカルが有名なようです。
教会のさらに奥からの眺め。丘のようになっています。
奥にもハチュカル。
そしてセバン湖とセバン教会。素敵ー!!
今は陸続きですが、昔は半島ではなく島。孤絶した修道院でした。
反対側。まるで海のよう。青い綺麗な湖です。
海水浴ならぬ湖水浴もできます。アルメニアは海がないので、この湖はアルメニア人にとって重要な憩いの場なんですね。
ただ標高が高いため水は冷たく、泳ぐのは大変そうでした…。
半島自体は大きくないのですが、写真を撮ったり歩き回ったりしていると、いつのまにか2時間弱滞在していました。
セバン湖に浮かぶセバナバンクの雰囲気、凄く好みです。日帰りなのが勿体ない。1泊2日湖畔に宿泊して、何もせず、ぼーっとゆっくり滞在したいと感じる素敵な場所でした。
私はこのあと、ハンカヴァン温泉に寄りました。エレバンに帰る場合、セバナバンクからマルシュはないので、タクシーに乗ってセバンの町に行く必要があります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。次回は、鉄さび色の極上温泉、ハンカヴァン温泉です。
コメント