【パミール高原5日目】ガラムチャシマ温泉とアフガニスタンを眺め感じる旅情

タジキスタン
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パミール高原・ワハール回廊の旅も最終日・5日目となりました。本日は、イシュコシムからホーローグの街への移動です。

前日のビビファティマ温泉から温泉続きなのですが、本日の目玉も天然温泉!ガラムチャシマ温泉(Garmchashma Hotspring)です。国内外から湯治目的に訪れる人が多い、非常に良質な温泉でした。

【場所】ホーローグ
【滞在日】2019年7月16日
【気温】最高31度 最低23度
【通貨】1ソムニ=11.5円(タジキスタン) 宿泊費はUSD払い

1.本日の移動

本日はイシュコシム→ガラムチャシマ温泉→ホーローグの移動です。ホーローグはワハール回廊旅の起点・終点となる街です。

 

2.イシュコシムのビューポイントへ

緑が多い街・イシュコシム。まずは、街のビューポイントへ行きます。maps.meの望遠鏡マークがビューポイント。

ドライバーに山の麓まで連れて行ってもらい、15分程度のトレッキング。

川を越えて、比較的なだらかな道を上ります。

イシュコシムと対岸のアフガニスタンの街を眺められる絶景が待っていました。やはり青空だと一気に写真が映えます。

アフガニスタン側も緑が多い。

アフガニスタン。タジキスタンから見る限りでは平和で穏やかな暮らしが広がっているように感じました。だだ、旧支配勢力のタリバンが影響力を拡大し、内戦が泥沼化しているアフガニスタン。

この川の反対側には、どのような世界が広がっているのだろう。実際にアフガニスタンを眺めると、一見平和な様に見えてしまうからこそ、好奇心が沸き上がります。反対を押し切ってアフガニスタンを訪れる人の気持ちが、少しだけ分かるような気がしました。もちろん命が一番大事なので行きませんが…。

そして写真撮影大会。



 

3.イシュコシムからガラムチャシマへ

3-1.アフガニスタン側に見えるドラッグ畑

ビューポイントからの景色を堪能したところで、ガラムチャシマ温泉に向かいます。

ワハール回廊沿いでは殆ど信号機を見かけません。信号機を見かけた時は車内で歓声。

イシュコシムにある国境。川の中州にあるのは、タジキスタン・アフガニスタン共同の建物だそうです。この国境は私たちが訪れた2019年7月15日現在閉鎖しており、通過することが出来ません。

国境が解放されている時は、アフガンバザールが開催されます。ホーローグで開催されるアフガンバザールはタジキスタン側ですが、イシュコシムで開催されるアフガンバザールはアフガニスタン側!このバザールの時だけ、アフガニスタンビザなしでアフガニスタンに渡ることが出来るそうです。

そしてしばらく進むと、アフガニスタンの街が近いポイントがありました。

この距離!

アフガニスタンの街並みや車、馬に乗る人、畑を耕す人を見ることが出来ます。アフガニスタンでも、こちらと同じように人が生活しているのだなぁと実感。

これだけ近くにあるのに、私たちにとっては凄く遠い国です。この旅で一番、旅情を感じました。ワハール回廊旅の醍醐味は、このアフガニスタンの風景を眺めて感じる旅情ではないかと思いました。

 

ちなみに、この畑、「綺麗な田んぼだなぁ」と眺めていたところ、ドライバーが「これは全部ドラッグだ。」という衝撃的な発言!

この田園風景だと思っていた緑はすべてドラッグ、ヘロインだとのことです。つまりケシ畑1kg5000~6000$で取引され、この村の人たちは皆スイスに銀行を持っているそうです。アフガニスタンは内戦が続いているため「貧しい国」というイメージが勝手にあったのですが、実は富豪村でした。

ヘロインとはケシを原料とする薬物で、中毒性・依存性が非常に高い、麻薬の中でも最強の薬物として知られています。

世界の9割のケシ栽培がアフガニスタンで行われています。その理由は、ケシは栽培に手間がかからず、水も少なくて済む。さらには他の作物の何倍ものお金になるから。不安定な情勢のアフガニスタンでは、町と町の移動でさえも、犯罪組織の襲撃や地雷のリスクがあります。ケシ栽培は密売組織の人たちが融資から収穫まで手伝ってくれて高収入、さらに町移動のリスクを背負う必要もない、最適な作物なようです。

そしてこのヘロインが、反政府勢力タリバンの重要な資金源になっているのでしょうね。

 

4.湯治湯として知られるガラムチャシマ温泉

イシュコシムの街を北に進むと、ホーローグの街の手前でガラムチャシマに行く分岐点があります。

これがガラムチャシマ温泉!硫黄臭が漂います。

外湯は1つしかないため、時間帯で男女入れ替え制です。確実に入りたい場合は宿泊したほうが良さそう。外国人料金20ソムニ。現地人は10ソムニでした。以前より値上がりしている模様。

私たちが訪れた時間帯(12時過ぎ)はちょうど、女性の時間帯でした。

この氷柱のように温泉成分がへばりついた岩。硫黄の香りといい、期待が高まります。

またまた英語が少し話せる女性にお願いして、女性たちがいない場所の写真を撮らせてもらいました。見事にラムネ色の温泉です!岩手県にある須川高原温泉を少し思い出しました。良い温泉だったな…。

私が訪れた時には30人以上。かなり多くの人がいました。そしてその殆どは目で見て分かる皮膚疾患の方々。お話をした女性は1ヵ月前キルギスから来て毎日温泉に入っているとのこと。湯治湯として有名なようです。

超巨大な露天風呂は、ビビファティマ温泉よりも温度が高く、日本人好みだと思います。底には大量の湯の花、そして、大量の石灰で全身泥パックも出来ます。

青空の下、雰囲気・泉質・温度、すべてが最高の温泉でした。

 

↓ガラムチャシマ温泉の大体の場所。maps.meには「Hot Spring Garm-Chashma」との記載があります。Google mapにはないのですが、このあたりです。

ちなみにこの温泉に着いた頃から体調不良者が続出…。温泉とホーローグへ繋がる道の分岐点にある「Dasht, lonely planet」(maps.me)という絶景ポイントは行くのをやめました。もし温泉を訪れる方がいれば、ぜひセットでどうぞ。

 

5.ホーローグの町と安宿

メンバーの多くが体調不良を訴え始めたので、お昼ごはんを食べた後はまっすぐホーローグを目指します。

ランチに寄った幹線道路沿いの店。4人ともスープ(小)を注文。6ソムニ。

ホーローグは山間にある町です。大統領の写真はタジキスタン中で見かけました。長期政権の独裁国家あるあるです。

マクドナルドもどき。街にはwifiマークが何ヵ所かありましたが、どの店も営業していませんでした。

また、ホーローグの街は灯りが殆どありません。ドラッグ問題(ホーローグの街ではドラッグが手に入りやすい)もあり、夜歩きは控えた方が良いと思います。

 

5-1.安宿「Serez hotel」

ホーローグの安宿としてはPamirlodge(パミールロッジ)が有名なのですが、中心地から少し離れていることもあり、違う宿に宿泊しました。

結果的には、値段は比較的安価、wifiあり、個室、トイレ・シャワー多数、キッチンあり、洗濯機無料、スタッフは親切と凄く良い宿でした。ドゥシャンベ行きのシェアタクシー手配も格安(250ソムニ)でしてくれます。禁煙禁酒なので注意。

1泊素泊まり70ソムニ(80ソムニから交渉)。Google mapには掲載なし。maps.meにて「Serez hotel」

1人でも個室・80ソムニで宿泊可能。私たちは3人(1人は既に他の宿を予約)だったので、値段交渉して一人70ソムニにしてもらいました。

不思議な廊下。

3人部屋。室内トイレ・シャワーがある他、室外にも多数トイレ・シャワーがあります。

 

そのあとバザール散策もしたのですが、私も体調不良に。このホテルには2泊しましたが、体調が悪かったためあまり街歩きをせず、ホテルで休んでいました。4人とも同症状(嘔吐下痢)に。どこかの宿のご飯で食中毒になってしまったようです。

他の中央アジアと比較して特に油っこい食事と卵などが原因かな…。原因ははっきりとは分かりませんが、タジキスタンで体調を崩す人は多いようなので、これから旅をする方ご注意ください。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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