【絶景】オシュ発パミール・ワハール回廊4泊5日の旅まとめ

タジキスタン
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2019年7月12日~7月16日の5日間、車をチャーターしてタジキスタンの秘境・パミール高原とワハール回廊を旅しました。ビザ・チャーター代ともに高額なため行くかどうか迷っていたタジキスタンですが、メンバーにも恵まれ充実した5日間でした。

ワハール回廊を迷っている方、絶対に行った方が良いです!特にアフガニスタン国境沿いは旅情があふれており最高です!

1.ワハール回廊・パミール高原とは

パミール高原(パミールこうげん、英語:Pamir Mountains)あるいはパミル高原は、タジキスタン、アフガニスタン、中国などにまたがる平均標高5,000mに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた[1]。「パミール」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる[2]

ワハーン回廊(ペルシア語:وخان)とは、アフガニスタン北東のバダフシャーン州に位置する東西に細長く伸びた回廊地帯。ワハーン渓谷ワハン回廊とも。

ワハーン回廊は、平均標高5,000mのパミール高原の南端に位置する、タジキスタンとアフガニスタンに挟まれた東西約200kmを貫く細長いエリアのこと。ワハーン回廊への行き方は治安の面から、タジキスタンからが一般的です。

パミールハイウェイは一般的にはキルギス・オシュ~タジキスタン・ホーローグまでのルート。オシュ発の場合、アリチュールを越えてアフガニスタン国境側へ行くとワハール回廊となります。

私たちはオシュ発・ワハール回廊経由、ホーローグ着のルートを通りました。

 

タジキスタンは、いまだに入国にビザが必要な国。さらに、パミールハイウェイとワハール回廊がある地域はゴルノ・バダフシャン自治州(Gorno-Badakshan Autonomous Oblast)といわれ+αでパーミットが必要です。2019年現在ビザ代50$、GBAOパーミット20$、手数料1.75$の計71.75$です。

 

2.概要

【滞在日】2019年7月12日~7月16日
【日数】5日間
【チャーター費用】580$(ガソリン代、運転手の飲食ホテル代など全て込み) 1人当たり145$
【人数】4人(日本人2人台湾人2人、男2女2)
【ルート】オシュ~ワハール回廊経由~ホーローグ
(1日目オシュ→カラコル湖、2日目ムルガブ泊、3日目ランガール泊、4日目イシコシム泊、5日目ホーローグ泊)

タジキスタンワハール回廊は交通の便が悪いため車のチャーターが一般的。ただし、ガソリン代が高額なこともあり、チャーター代も高額です。

オシュ発の場合、700~800$が相場。

私たちも当初、フリーのドライバーと720$で交渉していましたが、ロシア語を話せる台湾人の女の子がドライバーと580$で交渉してくれました。(ただしドライバーが話せるのはロシア語のみ。ルートや宿相談など旅中にも直接会話が必要になるため、ロシア語を話すメンバーがいない場合、英語を話せるドライバーの方が良いです。)

少しでも安く抑えるために、オシュ→ムルガブへシェアタクシー2500ソム+ムルガブ→ホーローグの車チャーター400$前後(日数による)という方法もあります。総額を考えるとぼちぼちな値段。私たちはオシュ発の割に破格で行くことが出来ました。台湾人のリナに感謝です。

また、タジキスタン・ホーローグからオシュへ抜けるルートも、オシュ発よりは安くチャーターすることが出来るようです。

1日目 カラクル湖泊
【パミール高原1日目】オシュ~カラクル湖へ国境越え!

2日目 ムルガブ泊
【パミール高原2日目】ムルガブの街でサウナと料理教室

3日目 ランガール泊
【パミール高原3日目】ついに秘境・ワハール回廊の絶景へ

4日目 イシュコシム泊
【パミール高原4日目】天然・ビビファティマ温泉とイシュコシムへの移動

5日目 ホーローグ泊
【パミール高原5日目】ガラムチャシマ温泉とアフガニスタンを眺め感じる旅情

 

3.実際の流れ

1日目オシュ→カラクル湖

昼頃オシュを出発し、サリタシュの街を経由、国境を通って、カラクル湖に着きました。

↑サリタシュから国境への風景。

↑キルギス国境~タジキスタン国境への緩衝地帯での峠越え。

カラクル湖

↑カラクル湖。

 

2日目カラクル湖→ムルガブ

カラクル湖からムルガブへ、距離が短いため半日も掛からない移動でした。

↑途中の道で見かけたラクダとヤク。

 

ムルガブ

↑ムルガブの街。

↑子供も大人も人懐っこかったのが印象的。

↑ムルガブのサウナ。

ムルガブの街ではホームステイをして、豪華なおもてなしをしてもらいました。

 

3日目ムルガブ→ランガール

↑まっすぐと続く大地。

↑パミール高原の絶景

ホワイトフィッシュレイク

↑White Fish Lake.透明度の高い泉。9月には白い魚を見ることが出来るそうです。

↑ワハール回廊沿いの町では今まで見なかった、緑の景色が広がります。

 

 

4日目ランガール→イシュコシム

町で絨毯を洗う女性に出会う。

↑ランガールの町の景色。対岸はアフガニスタン。

ビビファティマ温泉

↑ヤムチュンにあるビビファティマ温泉

ヤムチュン砦

↑ヤムチュン砦。先人の知恵を感じる絶景ポイント。

↑イシュコシムの宿の前。

 

5日目イシュコシム→ホーローグ

↑アフガニスタンの街並みを眺める。

↑近くて遠い場所。旅情を一番感じた時間でした。

ガラムチャシマ温泉

ガラムチャシマ温泉

↑ガラムチャシマ温泉。ミルキーブルーで湯治客の多い温泉。

 

4.その他

4-1.高山病・防寒対策について

パミール高原は標高4000m前後に広がり、夏でも非常に寒いです。

私たちが訪れた7月も、街によっては、日中は半袖で過ごしましたが、峠越えの時には、半袖の上にモンベルのライトアルパインダウンジャケット、レインジャケットを着ました。7月はそれで充分。夜間は外を出歩くと寒いけど、家の中は暖かかったです。寝袋は使用していません。

 

また過去のブログを読むと、高山病に罹っている人が少なからずいるようです。2000mを越える地域では高山病の危険があると言われています。高山病の罹りやすさは生まれつきなので、実際に高山に行かないと分かりません。

私も高山病対策として予防薬であるアセタゾラミド(商品名:ダイアモックス)を購入しようとキルギスで探しましたが、10軒程度まわっても見つけることが出来ませんでした。日本では病院で処方して貰うことが出来ます。完全に準備不足。

そのため、脱水を避けるために意識して水をこまめに沢山飲むよう意識していました。

高山病対策としては以下があります。
高地順応(ゆっくりと高度を上げる)
前日にしっかりと睡眠をとる
脱水を避ける・水分をこまめに意識して飲む
激しい運動を避ける
アセタゾラミドを予防内服する

高度の高い地点への旅行では、個人旅行よりも団体旅行の方が危険と言われています。それは恐らく、他のメンバーがいることへの重圧と日程への余裕がないことから。しかし、高山病は命に関わる病気です。高山病の何らかの症状があった場合には、「旅を中断して下山するという勇気」も必要。周りに歩調を合わせることが一番危険です。

幸運にも、今回のパミール高原・ワハール回廊の旅、私たちは4人とも高山病に悩まされることはありませんでした。(初日に軽い頭痛があった程度)。

 

4-2.道路事情

タジキスタンは道が悪いです。特に、パミールハイウェイとワハール回廊の分岐点からイシュコシムの町までは石がゴロゴロと転がっています。

曲がりくねった山道は少ないですが、砂利道による揺れが多いので酔いやすい人は酔い止めを持っている方が無難です。私はこの5日間で1度だけ酔い止めを内服しました。

 

4-3.お金・ATMについて

街中では通常ソムニを使用。車のチャーター代ソムニ・USDどちらも可能でした(運転手と要相談)。

宿泊施設で基本的にUSD払いですが、殆どの宿でソムニでの支払いも可能。ただし、私たちが訪れた時点では1$=10ソムニでの計算だったので、ドル払いのほうがレートが良かったです。

私はタジキスタンソムニは最低限持ち歩き、基本的にドルで支払いをしていました。キルギス・オシュの大通り沿い、両替商が並ぶ通りのレートは良かったです。

ATMは小さな町にはないと思った方が良いです。ドゥシャンベ・ホーローグ・イシュコシムには銀行・ATMがありますが、少し余裕をもってお金を持ち歩く方が良いと思います。

 

4-4.地図

旅行者によく使われている、2大オフライン地図アプリ(オフラインで現在地が分かるアプリ)はGoogle mapmaps.meだと思います。私もこの世界一周旅では、この2つを併用しています。

が、タジキスタンに限ってはmaps.meがオススメです。Google mapは情報が圧倒的に少ない。タジキスタン(特にパミール高原・ワハール回廊)では殆ど役に立ちません。その代わりにmaps.meは小さな村の情報もしっかりと掲載されており、非常に便利でした。

 

4-5.トイレ事情

洋式トイレは少ないです。

特にパミール高原・東側の街は、「ポットン便所」とも呼ばれる「汲み取り式トイレ」が殆どでした。トイレットペーパーがない場合もあり。また、トイレは屋外にあることも少なくないため、夜間のトイレのためにヘッドライトがあれば便利です。

トイレ・シャワー共に西に移動するほど、綺麗になっていきました。

↑ムルガブの街の公衆トイレ。男女分かれているだけでトイレ毎の仕切りはありません。

↑イシュコシムの宿のトイレ。洋式トイレがあると凄く嬉しかったです。

 

4-6.宿泊事情

タジキスタンの宿は高いです。基本的に夕朝食で15$。1軒以外は交渉により値下げが可能でした。

ホーローグと首都・ドゥシャンベ以外の安宿にはwifiはなし。トイレシャワーはありますが、シャワー別料金の宿もありました。トイレ・シャワー共にクオリティは西高東低。東側の街ほど、汲み取り式トイレなどクオリティが低く、屋外にある割合も高かったです。

そしてタジキスタンのご飯は基本的にオイリー。私たちは4人全員体調を崩しました。お腹の弱い方は注意してください。

 

4-7.SIMカードについて

タジキスタンのSIMカードは高いです。私たちはムルガブの街で購入しましたが、1GB 39ソムニ(=448円)。3GB 99ソムニ(=1138円)。

宿にはwifiはない場合が殆どなので、SIMカードは有用。殆どの街でインターネットを使うことが出来ました。ただし、ホーローグの町までチャーターする場合、インターネット環境がなくても十分旅することが可能です。

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