【ウズベキスタン】消えゆくアラル海!船の墓場への行き方

ウズベキスタン
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世界遺産・ブハラの町から更に西へ。ヌクスの町を経由して、ウズベキスタン北西部に位置するムイナクという町にやってきました。この街に来た目的は「20世紀最大の環境破壊」ともいわれる、干上がってしまったアラル海にある「船の墓場」を訪れるため。美しい湖だったアラル海が環境破壊によって干上がり、船だけが残されているのです。

ヌクス発着のアラル海ツアーもありますが高額なので、バスを利用してムイナクの町に行きました。

【場所】ムイナク
【滞在日】2019年7月29日~30日
【気温】最高33度 最低23度
【通貨】1000スム=12.6円
※ウズベキスタンは現在闇レートが廃止され、公定レートと統一されています。

1.アラル海とは

かつては世界第4位の面積を誇った、ウズベキスタンとカザフスタンにまたがる湖。旧ソ連がソ連が第二次大戦後に行った綿花栽培のための大規模な灌漑政策や地球温暖化の影響でその大部分は干上がってしまい、現在残っているのはごく一部。僅か半世紀で10分の1になってしまったと言われています。

残っている湖も塩分濃度が高いため、魚が生息できない「死の海」となっています。

「20世紀最大の環境破壊」ともいわれ、干上がった湖底におかれた漁船の残骸である「船の墓場」は主に欧米人が訪れる観光地となっています。

 

2.ヒヴァからムイナクへの行き方

ヒヴァからムイナクの町に行くためには、ヒヴァウルゲンチヌクスウルゲンチと経由する必要があります。ヌクス発ウルゲンチ行きのバスの最終時間が15時なので、それに間に合わせるためにヒヴァを10時までに(出来れば9時頃)出発した方が良いです。

 

2-1.ヒヴァからウルゲンチへ

ヒヴァからウルゲンチに行く方法は主に3つありますが、マルシュルートカがオススメです。

①トロリーバス
②マルシュルートカ
③シェアタクシー

費用はトロリーバス<マルシュルートカ<<シェアタクシーですが、最安のトロリーバスは約2時間も掛かってしまいます。しかしマルシュルートカは+1,000スムで所要時間1時間弱。圧倒的に楽です。

ヒヴァからウルゲンチ
費用:3,000スム(マルシュルートカ)

所要時間:約40分
出発場所:ヒヴァ北門付近
到着場所:ウルゲンチのバザール(Markaziy Dehqon Bozor)

ウルゲンチ行きマルシュルートカルートカは北門近く。宿から歩いていくと、「ウルゲンチ?」と声が掛かり、乗せてもらいました。

9:40ヒヴァ出発。

10:20ウルゲンチのバザール(Markaziy Dehqon Bozor)到着。

 

2-2.ウルゲンチからヌクスへ

ヌクス行きのシェアタクシー乗り場はスタジアムのすぐ北側です。バザールからシェアタクシー乗り場まで2.2km徒歩でいきます。

ウルゲンチからヌクス
費用:40,000スム(シェアタクシー)

所要時間:2時間50分
出発場所:スタジアム前
到着場所:ゴネカラバスターミナル

10:50スタジアム前のシェアタクシー乗り場に到着。言い値50,000スム→40,000スム

↑スタジアム

↑横で人が集まっている場所がヌクス行きの乗り場です。maps.meには「Taxi to Urgench-Nukus」と記載されています。

11:10満席になったためウルゲンチ出発。

砂漠化した平地が続きます。

14:00ヌクス到着

運転手オススメのサモサ屋で昼ご飯。1つ2,000スム。シェアタクシーの運転手がそのまま、ムイナク行きのゴネカラバスターミナル(maps.meでは「Batis avtovokzal」と記載)まで送ってくれました。

 

2-3.ヌクスからムイナクへ

ヌクスには、市内行きのバスターミナルがあるCentral Bazarと市外行きのゴネカラバスターミナル(maps.meでは「Batis avtovokzal」と記載)の2つあります。ムイナクへ行くのはゴネカラバスターミナル

もしバザールに到着してしまった場合は、5番マルシュでバザールからゴネカラバスターミナルへ行くことが出来ます(1,000スム)。「ゴネカラ」と言えば現地人に通じます。

※ムイナク行きバスは15時が最終。30分以上早く到着して席を確保したほうが良いです。

費用:15,000スム(バス)
所要時間:3時間
出発場所:ゴネカラバスターミナル
到着場所:下記参照
※ヌクスからムイナクへのバスは9,11,13,15時の4本。(オフシーズンは8~9時に1本とのこと。)

14:15ゴネカラバスターミナル(maps.meでは「Batis avtovokzal」と記載)到着。

既に半分近く席が埋まっていました。

座って席確保。出発30分前の14時30分頃には全席埋まりました。ヌクス~ムイナク間は途中から道があまりよくなく疲れるため3時間立ちっぱなしはしんどいと思います…。

15:00定刻通り出発

18:00ムイナクの町・入口にあるバスターミナルに到着。



 

3.ムイナクの町観光

折角ムイナクの町に宿泊してゆっくりするので、19時頃と翌朝の2階船の墓場を訪れました。宿はバスターミナルすぐそば、UTEMURATOVA SAXIBJAMAL。船の墓場付近にも宿がありますが、こちらは立地もよく、wifi付きなので非常に便利です。1泊朝食付き70,000スム(+夕食20,000スム)と値段もこの地域ではお手頃。

↑晩御飯。フルーツ盛沢山+サラダ+メイン。豪華です。

↑朝食。

 

宿(バスターミナル付近)から舟の墓場までは約4km。歩いても行ける距離ですが、メインロードを走る1番マルシュルートカ(1,000スム)で1km手前まで行くことも出来ます。

まずは展望台へ。

かつてアラル海があった場所。展望台から見下ろした先には地平線が見えるのみで湖らしきものは全く見ることが出来ませんでした。広大な土地が広がっています。

 

学生時代に教科書で習った、アラル海の有名な航空写真。

ムイナク 船の墓場 アラル海

ムイナク 船の墓場 アラル海

青色がかつてのアラル海。点線・黄色線がカザフスタンとウズベキスタンの国境。写真で見比べると湖がどれだけ縮小してしまったかがよく分かります。僅か半世紀でこれ程の自然が失われたことを考えると恐ろしいです。

 

翌日は展望台すぐ下にある船の墓場に行ってみました。

ムイナク 船の墓場 アラル海

かつてはここがすべて海で、漁業も盛んに行われていましたが今は完全な砂漠。今のアラル海跡を見ると、環境破壊による問題の大きさを実感します。アラル海が消滅し始めた1960年ごろから漁業が出来なくなり、その影響で缶詰工場は閉鎖、約1万人もの人が職を失ったそうです。

ムイナク 船の墓場 アラル海

ムイナク 船の墓場 アラル海

砂上の船は、この世のものではなく、どこか別の世界の残骸のように感じてしまいます。

甲板から見下ろすアラル海跡はどこか寂しく、悲しい気持ちになります。

 

帰り道、歴史博物館に立ち寄りました。

アラル海に関する、ウズベキスタン唯一の博物館です。シアタールームがあり、過去の漁業記録映画の上映がなかなか凄いという噂を聞いていたのですが、訪れた際はタイミングが悪く「ノーエレクトリシティー」とのことで、見学することは出来ませんでした。残念。

 

ムイナクの街並み。

今まで訪れた町の中で一番寂れた小さな町。漁業がおこなわれていた時は活気に溢れていたものの、アラル海消滅と共に人々は職を失い、人口も激減したようです。どこか哀愁が漂う町でした。

そんな町にもかかわらず建築中の建物が多かったのが印象的。これから人が多く移り住んでくる町には見えません…。観光地化のためのホテル建設ですかね?分かりません。

 

ちなみに、ムイナクの町大通り沿いで唯一見かけたレストランのビールは4,000スム、串焼きは6,000スムでした。

博物館とバスターミナルの中間地点にあります。安い、美味しい。

 

以上でウズベキスタン編は終了です。ウズベキスタンの後は、謎に包まれた独裁国家トルクメニスタンです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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