アルメニアとアゼルバイジャンの間にある未承認国家・ナゴルノカラバフ共和国へ2泊3日滞在しました。首都ステパナケルトから行ける近郊の観光スポットと行き方についてまとめます。
【場所】ナゴルノカラバフ
【滞在日】2019年9月5日~9月7日
【気温】最高20℃ 最低11℃
【通貨】100ドラム≒22.6円
1.ステパナケルト観光
1-1.We are our mountainと行き方
ステパナケルトは首都とはいえ、小さな町です。
カラフルで可愛らしい町。
一番の観光地は街外れの高台にある「We are our mountain(=我らの山) 」です。We are our mountainは中心部から約2km北側に行った場所。私は行きは歩き、帰りは中心部までヒッチハイクしました。大通り沿いにあるため簡単に見つけることが出来ます。
一見、イースター島にあるモアイ像のようにも見えますが、この象は老夫婦。アルメニア人と独立の象徴とされています。彼らの視線の先は、アゼルバイジャンとの国境です。
1-2.洗濯物が可愛らしい街並み
また、ステパナケルトは建物と建物の間に、洗濯物が浮かぶように干してあることでも有名。
街中を歩いていると、このように「どうやって干したの?」と思うような場所に洗濯物が浮かんでいます。滑車で回して動かすことができるワイヤーに干しているのだそう。
サイズ順に綺麗に干された洗濯物は芸術的でした。
2.Vankの街へ
2-1.ライオン像・行き方
Vankの街には、有名なライオン像とガンザサ修道院があります。
まずはステパナケルト中心部にある、ステパナケルトバスステーションへ。
建物内で「バンク」と伝えてチケットを購入します。800ドラム(=180円)。9時発、16時発の1日2本。無料wifiあり(ただし不安定)。所要時間約70分。終点で下車します。
バンク行き。
下車する場所。9時にステパナケルトを出発し、10時10分頃バンクの村に到着。
道中にある小学校?アルメニアとナゴルノカラバフ共和国の国旗です。
しばらく進むと分かれ道があり、左の道がライオン像、右側の道がガンザサ修道院へと続いています。
約3km、50分歩くと左にカフェ、右にライオン像が見えます。
ライオン像。思った以上に大きい。
カフェには鍵なしwifiがありました。
2-2.ガンザサ修道院(Gandzasar Monastery)
ライオン像からガンザサ修道院へは約5kmです。ただし、修道院は高台の上にあるため徒歩には覚悟が必要。私はライオン像へ行く際にヒッチハイクした車に乗せてもらい、修道院へ楽々行くことが出来ました。
高台を上がっていくと修道院。
大道芸の人。
入口に向かって左側にある城壁の一部。アゼルバイジャンとの間で行われたナゴルノカラバフ戦争で使われていたそうです。
アルメニアの修道院同様、十字架の石「ハチュカル」が沢山集められていました。
良い眺めです。
3.Zuar温泉
首都ステパナケルトから北東方面、アルメニアとの国境付近にあるZuar Hotsprings。黄金色の足元湧出温泉。そして40℃以上の日本人好みの温度と極上の温泉でした。
公共の交通機関はなく、タクシーチャーターかヒッチハイク必須です。
4.Dadivank Monastery
zuar hotspringsへ行く途中、みかけました。ナゴルノカラバフで有名な修道院。通り道なので行く予定でしたが、帰り道は雨模様だったので寄りませんでした。
5.シェキの街
5-1.戦争の爪痕が残るシェキの街
アルメニア軍とアゼルバイジャン軍との間で起こったナゴルノカラバフ戦争によって廃墟と化してしまった町がシュシ。戦争の中心地になったといわれています。
ステパナケルトバスストップからシュシ行きのバスは頻発しています。200ドラム(=45円)。約30分。
街の入口にある墓地。大半は戦争中に壊されています。
シュシの街並み。霧で覆われていることもあり、余計に寂れ果てた町のように感じました。
シュシ城の要塞。
モスクのミナレット。本当は上ることが出来るようなのですが、霧が酷かったので外から眺めるだけにしました。
修復中。
弾丸の痕が建物に残っています。
街に数多く残る廃墟。手付かずのままそのまま残されています。
シュシの街には絶景「Zontik Waterfall(maps.me上はUmbrella waterfall)」があります。道のりは長いのですが、まるでジブリの世界のような景色を見ることが出来るそうです。
行こうと思っていたのですが、雷雨が酷くなったため途中で断念しました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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