トルクメニスタン首都・アシガバートからはイラン北東の街マシュハドへ行きました。マシュハドはシーア派の聖地として世界中から巡礼者が集う街です。
国境からタクシーを使うと約20$と外国人価格を提示されるという噂のイラン国境~マシュハドですが、シェアタクシーとローカルバスを乗り継ぐと、約3時間・3$以下(330,000リアル)で簡単に行くことが出来ました。その行き方をご紹介します。
【場所】マシュハド
【移動日】2019年8月4日
【通貨】1$=42,000リアル(公定レート)1$=117,500リアル(闇両替レート)1$=108.5円
※イランには2種類の通貨があります。紙幣はリアル。店舗での記載は基本的にトマン。10リアル=1トマンです。
1.アシガバートからトルクメニスタン国境へ
9:05 テケバザール(teke bazar)から16番バスに乗ります。バスに乗ってすぐに出発。0.5マナト
9:50 沢山の人がバス停で降りる。シェアタクシーが何台も待機しているので、トルクメ人のおばさま達と乗り合わせてシェアタクシーに乗って国境へ。10マナト。距離の割に高いです。
万が一シェアタクシーがいない場合、タクシーを探すには時間がかかりそうな車通りのない通り。
9:55 1つ目の国境へ到着。トルクメ人たちはパスポートを渡して柵の外で待機、外国人の私は柵の中に入ってパスポートを提示。記載が終了するとパスポート返却。
10:05 イミグレ行きバスが到着(無料)。優先的に乗車させてくれました。
10:15 満員で出発。トルクメ人の皆さま大荷物。長い山道越えます。
10:55 トルクメニスタンイミグレ到着。外国人の私は相変わらず優先的に奥へ案内され、体温測定。パスポートを見せて所持しているUSDの総額のみを聞かれます。荷物検査なし。約10分で終了。
その後、出国審査。親指のみ指紋認証。
ここで、イランに入る前に髪を隠します。
2.イラン国境からマシュハドへ
2-1.イラン国境では必ず「ノースタンプ」と伝える!
イラン国境では印刷した電子ビザを提示してスムーズに入国。
※ここで、パスポートにスタンプを押されてしまいました!
パスポートにイランスタンプがあると、アメリカにESTAでの入国が出来なくなります。絶望に打ちひしがれたような表情をしていると「ノースタンプだったの?」と言われるけど、時すでに遅し。
電子ビザの運用開始後、政府がパスポートにスタンプを押さないように通達しているようで、ネットの情報から「ビザにスタンプが押される」と安心しきっていたところで不意打ち!もともと覚悟はしてアメリカビザを取得していましたが、「押されない」と思っていたところにスタンプを押されてしまうと少しショックでした。
周りのトルクメ人は皆パスポートにスタンプを押しているからその流れに乗ってしまったようです…。
イスラエル入国時と同様、イラン入国時は必ず「ノースタンプ」と伝えましょう。
2-2.イラン国境からマシュハドへの行き方
イラン国境を出ると、運転手が待ち構えています。イラン、人は優しいけどタクシー運転手はぼったくりが酷いと悪評です。マシュハドまで20$、手前のグーチャンの街までは10$と提示されます。国境のタクシー運転手は交渉するだけ無駄なので、スルーして国境の隣町・Bagjiranまで約2kmなので歩いてその街でタクシーを探すことに。
すると20人ほど乗れる白いミニバン(国境↔Bagjiran)が乗せてくれました。5マナト。「マナトを使い切ってしまった、リアルで良い?」と聞くと無料にしてくれました。国境で待っていれば、Bagjiran行きのバンに乗れるようです。
12時 Bagjiranの街到着。トルクメ人のおばさまが、グーチャン行きのシェアタクシーが見つけてくれて交渉。言い値300,000リアル→200,000リアル。2km離れるだけで、空港タクシーと値段が全く違う!
乗客2人で出発。もう一人の乗客に値段について聞くと、少し悩んで「良いプライスだよ」とのこと。相場は150,000リアルくらいと思われます。
広大な景色が広がっていました。
13時 グーチャン到着。マシュハド行きのバス乗り場で降ろしてもらいます。同乗者のイラン人が「君はゲストだから」と、運賃を支払ってくれました。イラン人優しすぎる…。
特にターミナルはありません。
13:25 マシュハド行きバス出発。
地元民は70,000リアル。外国人は130,000リアルとのこと。最初から外国人価格と言われては交渉も出来ないのでお支払い。チケットはなく、車内での支払いです。
15:10 マシュハド到着。マシュハド到着後は英語を話せるイラン人のマリヘが家に招待しくれたため、到着場所不明。
ランチにバーガーをご馳走してもらい、夜ご飯には、家の庭でケバブパーティ。
家には広いガーデンと10種類以上の果物・野菜。
自宅で簡単にケバブを焼けるのは、さすがイラン!イラン人はケバブが大好きです。
「イラン人は優しい」「イラン人は家によく招待してくれる」と聞いていましたが、まさか初日からこんなにもおもてなしを受けるとは思いもしませんでした。
3.アシガバート→イラン・マシュハドへの行き方まとめ
市内テケケバザール→バス停 16番バス 0.5マナト
バス停→トルクメニスタン一つ目の国境 シェアタクシー 10マナト
イラン国境→Magjiranの街2km徒歩or乗り合いバン 5マナト
Magjiran→グーチャン シェアタクシー150,000リアル(予想)。実際には200,000リアル支払い。
グーチャン→マシュハド 大型バス130,000リアル
と、イラン国境~マシュハドへは330,000リアルと、3$以下で行くことが出来ました。
イラン国境~マシュハドへのローカルバスやシェアタクシーでは時間がかかるということでタクシーで行かれる方が多いようですが、乗り継いだ場合も3時間と意外と時間がかからず、超格安で行くことが出来ました。イラン人はよく声をかけてくれるので、地元民との交流もしやすくオススメです。
また、イラン入国の際、特に陸路入国の場合は「ノースタンプ」と一言伝えることを強くお勧めします。
(私の場合スタンプを押されてしまいましたが、事前にアメリカビザを入手していたため、アメリカ入国は問題ありませんでした。実際のところ…、ロサンゼルス空港からのアメリカ入国の際別室送りになるかと緊張ていましたが、他の国のスタンプを全く見られなかったため、100%イランスタンプはバレてはいないと思います。無事にアメリカ出入国出来ています。)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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