ジョージアの首都・トビリシから日帰りで行ける有名なトレッキングスポット、カズベキ村。カズベキ村には「天国に一番近い」といわれるゲルゲティ三位一体教会(ジョージア語:ツミンダ・サメバ教会)があります。
私が訪れた時はあいにくの曇り空でしたが、山の上に佇む美しい教会だったので行き方と合わせてご紹介します。
【場所】カズベキ村
【滞在日】2019年9月15日
【気温】最高24℃ 最低15℃
【通貨】1ラリ≒36.2円
1.カズベキ村とは
ジョージアの首都・トビリシから北へ150km、ロシアとの国境から約10km場手前にある小さな村。この村の名前は革命前の「ステパンツミンダ」という名称で、現在もその「ステパンツミンダ」に変更になっていますが、現地ではいまだに「カズベキ」という名の方が一般的です。(カズベキとはこの村出身の作家カズベキに因んでいるそう。)
カズベキ村までは1799年に帝政ロシア軍が軍用車用に整備した軍用道路が利用されており、トビリシ~ロシアのウラジカフカスとの約200kmを結んでいます。この軍用道路は現在観光地化されており、絶景道路としても有名です。
そしてカズベキ村は大コーカサスの山々に囲まれ、欧米人を中心にトレッキングスポットとして知られています。
2.カズベキ村への乗り合いバスでの行き方
多くのブロガーさんが分かりやすくまとめてくれているので、簡単に。
2-1.概要
費用:直通の場合10ラリ(=362円) 数か所の観光地に寄る場合20ラリ(=724円)
出発地:Didube駅前のバスターミナル
到着地:Kazbegi Bus Stop
↑トビリシ・Didube駅前のバスターミナル
↑カズベキ・バス停(出発・到着地点)。
トビリシ行きは7時~18時、毎時間ありますが、最終バス(18時発)は人数が集まり次第出発するため、1時間前に出発することもあるそう。要注意。
2-2.日帰りトリップの際の注意事項
上記写真のとおり、カズベキ村から日帰りする場合、18時出発の最終バスに乗る必要があります。ただ、人数が集まり次第出発するため、定刻よりも早く出発することが殆ど。観光客が多いため、時間通り18時前にバス停に行っても乗ることが出来ません。
私たちは17時40分頃にバス停に着きましたが、既にバスは出発しており、乗ることが出来ませんでした。乗り遅れた場合は、乗り合いタクシーの言い値でトビリシへ帰ることになります。通常10ラリのところ25ラリでした。
※日帰りトリップの場合、遅くとも17時前にはバス停に戻れるように計画することをオススメします。
また、ジョージアのタクシー運転手は運転が荒いことでも有名です。私は復路で車酔いしました。山道を猛スピードで走るため、車酔いしやすい人は酔い止めを内服+後方の座席は避ける方が良いと思います。
2-3.実際の移動
朝9時30分出発して、教会とロシア・グルジア友好モニュメントの2ヵ所に寄った後、カズベキに到着しました。それぞれ、現地での滞在時間は10~15分程度と駆け足です。
カズベキ到着後はレストランで昼食後14時頃登山開始。帰りはタクシーで街に帰りましたがバス停に到着したのは17時40分頃。(18時のバスには乗れず。)
そのため日帰り観光+現地レストランでランチを予定している方は遅くとも8時頃にはdidube駅を出発できるように計画する方が良いと思います。
アナヌリ教会。湖畔に建つ、とても美しい教会です。
Wikipediaによると、1983年にゲオルギエフスク条約の創立200周年とソビエトジョージアとソビエトロシア間の継続的な友好を記念して建てられた記念碑だそうです。
とても巨大なコンクリート製のモニュメントですが、その奥に絶景が広がっています。
3.カズベキ村
カズベキ村到着後、「天国に一番近い」ともいわれるツミンダ・サメバ教会(ゲルゲティ三位一体教会)へのトレッキングはバス停から2時間弱でした。
途中の豚。道に迷いながらもmaps.meを見ながらトレッキング。
意外と疲れる登りを越えると、目的のツミンダ・サメバ教会!本当は太陽に照らされた美しい教会と青空を見たかったのですが残念。次回またリトライします。
驢馬が可愛いらしいので思わずパシャリ。
街側から見た教会。十字架の上にうっすらと見える山はカズベキ山。ロシアとの国境、コーカサス山脈にある標高5033mの雪山です。
カズベキ村。
トレッキングで行くのが主流ですが、教会までは車で行くことも可能です。タクシーが沢山おり、カズベキ村までの帰り道はタクシーに乗って楽をして帰りました。(4人で40ラリ。)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
しばらく更新停滞しておりましたが、リアルタイムではアルゼンチン。美しい景色が続くパタゴニアを駆け回っています。現在地点と大きく差が出来てしまったため、中米編までサクサクッと簡単にまとめていきたいと思います。
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