ダラットから夜行バスに揺られ、ランタンで有名な街、ホイアンにやってきました。ベトナムと言えばホイアンのランタンを想像する方も多いのではないでしょうか。
ホイアンにはランタン祭り当日(2019年5月18日)と翌日の2泊滞在しました。
個人的には圧倒的にランタン祭りではない日の方が綺麗!と感じたので、次回行く方の参考になれば嬉しいです。
【場所】ホイアン
【気温】最高38度 最低28度
【通貨】10,000ドン=46.5円
➊ホイアンの街・ランタン祭りとは
毎月旧暦の14日(ほぼ満月の日)にランタン祭りが行われます。当日の夜は、旧市街の家の電気が消され、ランタンの光だけが灯るので、より一層幻想的なムードに包まれるとのこと。
ちなみに、ホイアンには17~18世紀には日本人町が作られ1000人以上の日本人が住んでいたそう。その後鎖国政策で日本人が減少したあとは華僑が移り住んだため、中国南部の色が強い街並みとなっています。
1999年には、街並みが世界遺産に登録されました。
➋2019年の日程
1月19日
2月18日
3月19日
4月18日
5月18日
6月16日
7月16日
8月14日
9月12日
10月12日
11月10日
12月09日
❸ランタン祭り以外の日がオススメな理由
ランタン祭り当日の夜は、旧市街の家の電気が消され、ランタンの光だけが灯るということは、それだけ暗くなるということ。
店先の灯りの多くが消されるためランタン祭りの日は、灯りが圧倒的に少ない。よく言えば静かな雰囲気。だけど、ランタン祭り以外の日は灯りが多く、お祭り感が強い!街歩きをして、より楽しいと感じたのはランタン祭りの翌日でした。
ランタン祭りと翌日の写真を見比べてみる
ちょうど同じ場所を撮った写真があったので比較してみます。
↑日没前の旧市街(ランタン祭り翌日の写真)。日没前でも十分綺麗です。
↑ランタン祭り当日
↑ランタン祭り以外の日(翌日)
比べようと思って写真を撮っていないので、撮る場所や角度など微妙に違いますが・・・。一目見ただけで、ランタン祭り以外の日の方が灯りが多く賑やかに感じます。
間違い探しをしてみました。
看板の光だけでなく、一部ランタンや店先の灯りもランタン祭りの日には消えています。一部は角度による問題かもしれませんが、街全体が同じように灯りの数が違うので、ランタン祭りの日は灯りが減って少し寂しいです。
同部屋の女の子とも、ランタンを含めホイアンの街灯りをより楽しめるのは絶対にランタン祭り以外の日!という意見で一致。
それでも私のように、せっかくならランタン祭りも訪れたいなーという方は、ぜひランタン祭り+前後1泊の計2泊以上することをオススメします。
人の多さに関して、ランタン祭りに合わせてくる観光客は多いですが、それ以外の日も観光客で溢れています。
❹ホイアンの街歩き
昼のホイアン
昼・夕方・夜と違う顔を見せるのがホイアンの街です。
相変わらずバイクが多いけど、道幅も広くなく、ホーチミン程騒がしくはありません。
街には色とりどりのランタン。
そしてホイアンでよくみられるピンク色はブーゲンビリアという花です。初めて聞きました。黄色の壁に緑とピンクがよく映えます。
黄色の壁も印象的。
昼の提灯屋。
ランタン祭り当日は、各レストランや店の前にお供え物が置かれていました。毎月満月の日に供えるそうです。
可愛すぎるワンちゃん。何かを目で訴えているような・・・。
カンボジアまでは野良犬が多かったけど、ベトナムに入ってからは首輪をつけた犬が多いです。
旧市街とナイトマーケットのある対岸を結ぶ、アンホイ橋。観光客が多いです。
旧市街の入口。毎日9時~11時、15時~21時30分は歩行者天国になります。
日本人が作った日本橋(来遠橋)。昼間は入場料(観光料)が必要ですが、夜になると自由に渡ることが出来ます。
日本橋の提灯にはカタカナで「ホイアン」の文字。
夕方のホイアン
夕方になると明かりが灯り始めます。
夕暮れ時のホイアンの街も幻想的です。
アンホイ橋には物凄い数の観光客。
夜のホイアン
夜になると、満月とランタンの灯りで照らされて、さらに幻想的なムードに。
私のカメラ技術では上手く伝えられませんが、縁日のような雰囲気です。
旧市街とナイトマーケットのある対岸を結ぶ、アンホイ橋。
川にはベトナムの国花・蓮が並び、多くの観光客が灯籠を流したり小舟に乗ったりします。綺麗に撮れません。
川に灯籠をまとめて流している女性。
灯籠売りの方が沢山いるので、どこでも購入できます。
アンホイ橋を渡るとナイトマーケットや提灯屋、屋台が並びます。観光客も多く、まさにお祭りという雰囲気です。
ナイトマーケットはホイアン市場の周りにもあります。販売されている土産品はどこも同じようなもの。市場周辺の方が観光客の数が少なく、大幅に値引きしてくれました。
ホイアンの屋台は少しお祭り価格。ホイアンの街自体、観光客が多いので物価が少し高いです。
そして、一番人が集まっていたのが提灯屋。
提灯屋はまとめて何軒か並んでおり、すごく綺麗です。
ただし、店員に「1$」と撮影代を要求されます。観光客は大抵外から自由に撮影していますが、人+提灯の写真を撮る時は支払った方が良さそうな雰囲気。
❺ホイアンで食べた美味しい食べ物
ベトナムは各地に名物が多い気がします。グルメな国です。そしてホイアンには5大名物があるとのこと。
➊ホワイトローズ
➋揚げワンタン
❸カオラウ
❹コムガー
❺ミークアン
ミークアン以外をホイアンでは食べました。(ホワイトローズ、揚げワンタン、カオラウで三大名物とも呼ぶそうです。)
具沢山の絶品バインミー
バインミーとはベトナム風サンドイッチ。フランスパンの中にハムやパテ、レバーペースト、パクチーなど挟んだファーストフードです。安くてボリューミーなのでバックパッカーの味方。
ベトナム内であればどこでもバインミーを食べることが出来ますが、ホイアンにもバインミーの名店があります。「BANH MI PHUONG」。地元客と観光客で行列のできる店です。
外まで行列。中にはイートインスペースがあります。
バーベキュー味。25,000ドン。
普通のお店ではお肉は1・2種類です。このお店ではミンチやハム、カリカリにローストしたお肉など何種類も入っていてボリューム満点。食べ応えがあって食感も最高。日本だったら500円ぐらいしそうな美味しさでした。
日本でも食べたい!
バインミー以外も店内で食べることが出来ますが、殆どの人がバインミーを注文していました。かなりお勧めです。
コムガー
コムガーとはベトナムのチキンライスのことです。
特にベトナムでは、ターメリックを用いてお米を黄色く色付けしています。ライスはパラパラで美味しい。鶏の量は想像していたよりも少なめだけど、出汁が出ているのでご飯が凄く美味しい。玉ねぎも甘いです。
パパイヤサラダも一緒に頂きます。シャキシャキ。
パパイヤサラダには味の素の醤油をかけて。少し甘めです。
ただ、コムガーには「Com Ga Ba Buoi」というホイアン一の名店があるそうで、そちらも食べてみたかったです。
ホワイトローズと揚げワンタン
宿のある通りにはビアホイ(ベトナムの生ビール)の安い店が並んでいました。ホイアン内のレストランの多くはビアホイ5000ドン(=23円)と格安です。
ただ、基本的にレストランは少し観光地価格で、ビアホイは客寄せ用らしいです。
食事をするとビアホイ無料のお店も!!
とりあえず名物ということで、ホワイトローズと揚げワンタンを注文しました。ホイアンのレストランはどこも観光地価格です。地元のローカルレストランが少ないような印象・・・。
↑ホワイトローズ 40,000ドン
ホワイトローズとは、ワンタンのような米粉で作られた生地に、海老のすり身や揚げニンニクが添えられている料理です。どのお店もホワイトローズは同じものが出されるため、味が一緒とのこと。
シンプルな味。魚のたれにつけて食べます。皮がもちもち。ただ味が淡泊すぎて飽きてしまうので、後半は七味唐辛子が欲しくなりました。
↑揚げワンタン 40,000ドン
これはかなりボリューミー。中にある海老のすり身がプリプリで美味しい。トマトソースが辛すぎずちょうど良いです。
ビアホイは・・・。かなり薄めのビールで炭酸が強い。アジア全体的にビールの味は薄めですが、それよりもさらに薄めでした。個人的には普通のビールの方が好みでしたが、無料だったのでもう一杯注文。
なんだかんだ言いながら、暑いので飲んでしまいます。
カオラウ
カオラウとは日本の伊勢うどんがルーツで日本人が伝えたと言われています。
コシのある太い麺に醤油ダレがかかり、揚げワンタン、焼き豚、ハーブなどが乗っています。カオラウの有名店「Quan Cao Lau Thanh」に行きました。
30,000ドン
伊勢うどんを食べたことはありません。個人的に、麺はカオラウより讃岐うどんの方が好きだなぁという印象。完全に好みの問題です。ただ、味は甘めのたれで美味しかったです。
何軒もまわった日本人の女の子によると、他の店は茹で時間が適当だけどこのお店はしっかりしていて美味しい、とのことです。
ベトナム版あんみつ・チェー
ベトナムならどこでも食べられますが・・・。市場内の入口付近にベトナム人の多いチェー店がありました。
注文すると各鍋の中にある具をグラスに注いでくれます。
チェー・タップカム10,000ドンを注文。タップカムは複数の具のミックスのことです。あまり外れがないとのことで、私は毎回チェータップカムを注文していました。
上にはたっぷりのココナッツミルク。
これがかなり美味しい!お餅のようにもちっとしたのが特に好み。上手く表現できません。とにかく美味しかったです。最高のデザート。
このチェーには氷が含まれていますが、安全な氷(ミネラルウォーター)かどうかは、砕かれているので分かりません。
ランタンの多い方は観光客で溢れ返っていますが、市場内は少し閑散としていました。
最後に。私のアジアでのおやつは南国フルーツのことが多いです。
10倍の値段を吹っ掛けてきたおばちゃん。結局30,000ドン/kgでランブータンを500g購入。
果物はスーパーよりも市場の方が安く、ベトナムのスーパーでまだ果物を見ていないので相場が分かりません。適正価格に近くなったと信じています・・・。
大量のランブータン。
手で簡単に皮が剥けます。甘いけど意外と低カロリーだそうです。美味しくて大好きです。
まとめ
以上、ホイアンはランタン祭り以外の日の方がずっと楽しかった!オススメ!というお話でした。ホイアンには2泊3日滞在しましたが、グルメを楽しんだり、朝夕晩と街歩きをしたり、カフェを巡ったり・・・。凄く楽しい街でした。
外国人観光客も多く、ザ・観光地です。
ホイアンの幻想的なランタンを見れたから満足。ただ、もし次回友達や家族とホイアンに来るならランタン祭り以外の日を選びます。
今後ホイアンを訪れる方の参考になれば嬉しいです。
次はホイアンから陸のハロン湾の言われるニンビンへ向かいます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
こんばんは!
ベトジェットエアの羽田就航に伴い、ホイアンの情報を集めておりましたが、大変参考になりました。^^
本当に感謝です~
これで安心してランタン祭り以外の日に行けます☆
こんにちは。羽田から直行便就航とは便利ですね^^参考にしていただけたようで嬉しいです。
ホイアンは素敵な街でしたので、ぜひ楽しんできてください。