アゼルバイジャンの首都バクーから約400km離れた古都・シェキへ移動しました。シェキはアゼルバイジャンで一番美しい古都ともいわれ、イランのサファヴィー朝の崩壊後にハ-ンが興した都です。
シェキへは寝台列車を利用していったので、行き方・チケット予約方法、バスと比較したメリットデメリットなどご紹介します。
【場所】バクー
【移動日】2019年8月26日
【気温】最高33℃ 最低23℃
【通貨】1マナト≒61.9円
1.バクーからシェキへの行き方
アゼルバイジャンの首都・シェキから約400km離れた北部にある古都・シェキに移動します。
1-1.バスにするか列車にするか
結論から言うと、バスと列車の値段は殆ど変わりません。2019年8月の段階では列車の方が若干安いです。
列車:7時間50分 7.63マナト(=473円)
バスの場合、日中移動になりますが、列車の場合寝台列車としての利用も可能。もちろん180度フラットです。夜行列車を利用することで宿代と時間を節約できるため、私は夜行列車を選びました。
夜行列車にするメリット・デメリットは以下の通り。
➊安い ➋宿代を浮かすことが出来る ❸オンライン予約・決済可能 ❹定刻通り
➊眠りが浅くなる可能性がある(エアコンなし) ➋到着場所が市内から離れている
列車の一番安いクラス(開放寝台)にはエアコンはありませんでした。私が利用したのは8月下旬、気温が下がりかけている時期ですが、真夏は暑苦しいと思います。
また、最大のデメリットは到着場所が市内から離れており、シェキ市内までバスまたはタクシーを利用しないといけないということ。追加で必要なバス代(1マナト以下)も考えると、最初からバスで行く場合と比べて、結局値段はあまり変わらないと思います。
ネットで見ている限りバクー(アゼルバイジャン)→トビリシ(ジョージア)は夜行列車を利用している人が多いようなのですが、バクー→シェキはバス利用の人が多かったです。
1-2夜行列車の料金・予約/購入方法
列車のチケットはHPから時刻表を確認&予約することが出来ます。(英語対応)
アゼルバイジャン鉄道の公式HPはこちら↓
BAKU→SHAKIと出発地、目的地を入力し検索。
3種類のクラス「PL/St」「KP/St」「SV/St」と運賃が表示されます。PLが開放寝台、KPが4人用個室、SVが2人用個室です。
名前、パスポート番号、生年月日、性別などを入力した後は座席の指定画面にうつります。
アゼルバイジャンの寝台列車は2段ベッド。奇数が下段なので好きな方を選びます。
最後に支払い方法を選択して決済完了。日本のクレジットカードで支払い可能です。
予約が完了すると、登録したメールアドレスに予約完了メールが届きます。この画面(transaction code)が発券に必要なので、携帯の画面に保存します。
1時間前までに発券してください、ということが記載されています。
1-3.バクー駅で発券
夜行列車が出発するバクー駅(Baku Central Railway Station)は中心部から僅か数キロの場所にあるため徒歩でも可能ですが、荷物もあるため地下鉄を利用しました。
私は「Sahil駅」から乗車。バクー駅に行くための下車駅は「28 May駅」です。運賃は一律0.3マナト。
バクーのメトロを利用する際にはICカードを別途購入する必要がありますが、1区間だけの利用の場合などは、乗車する他の客にお金を渡してお願いすれば一緒に入場することが出来ます。(今回宿泊したホテルスタッフは毎回そのように利用しているそうです。)
旧ソ連時代に造られたものなので、他の旧ソ連諸諸国と同様、プラットホームが地下深くにあります。長ーいエスカレーターに乗って地下へ。
「28 May駅」に到着したら、出口を出て左方面にバクー駅入口があります。
バクー駅入口。
入口を入ってすぐ(1階)にカウンター。その前に、発券機で順番待ちの番号発券。
全く混雑しておらず1分も待たないうちに呼ばれました。携帯画面を見せて、簡単にチケットを発券完了。発券できたら、2階で待機。ソファーが沢山ありました。
1-4.実際の移動
2階の待合から外への出口へ行くとプラットホーム。バクー行きは一番右側でした。(場所は確認したほうが良いと思います。)
列車。
オープン席で2段ベッド。ベッドの下が荷物入れです。シーツ、枕カバーは配られるので各自で付けます。コンセントあり!エアコンはありません。
列車は23時20分定刻出発。意外と涼しい、と思っていると出発時、何故か係員によって全部の窓を閉められました。180度フラットなので熟睡できましたが、夏なので朝は暑さで目が覚めました。暑がりの方にはしんどいかもしれません。
そして、7時10分定刻通りシェキ駅到着。
2.シェキ駅からシェキ市内への行き方
シェキ駅はシェキ市内中心部から16km以上南に位置しています。タクシーは簡単だけど高いので、バスを利用していきます。
まずはシェキ駅から、シェキに繋がる南北にのびる大通りに行きます。バクー方面に約500m。
この門が目印。実際にバス停があるわけではありませんが、この付近からシェキ行きのバスに乗ることが出来ます。
私の場合、ちょうど門にたどり着いたときにトラック運転手に逆ヒッチハイクされ、運良く簡単にシェキまで行くことが出来ました。
※この付近、野犬が数匹いたので注意!アゼルバイジャンは野犬が多い気がします。
バスに乗った場合は、Central Bus Stationが終点です。
シェキは世界遺産の街ですが、大きくなく落ち着いておりのんびりと出来る町です。私は2泊(うち1泊は隊商宿に宿泊)して、ゆっくりと満喫しました。次回、シェキの見所と穴場スポットをご紹介します。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
夜行列車の予約の仕方、参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
奇数が下段との情報、助かりました!
はじめまして。わざわざご連絡ありがとうございます。参考にしていただけたようで嬉しいです^^
旅行楽しんでください。