【中国】アニマルマーケットとウイグル問題

中国
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カシュガルでは毎週日曜日アニマルマーケットが開催されます。かなり面白い場所でした。アニマルマーケットについてと、カシュガルで感じた中国によるウイグル弾圧問題についてです。

【場所】喀什(カシュガル)
【滞在日】2019.6.14~6.17
【気温】最高29度 最低21度
【通貨】1元=15.7円

アニマルマーケット

❶場所・行き方

アニマルマーケットはカシュガル中心部から北西に10kmの場所に位置します。Google mapには掲載されていませんでした。maps.meにて「39°31′22.01″N 75°55′55.98″E」。大通り(G314)沿いの「animal market」です。

バザールの通りの北側からアニマルマーケット行きバスが出発します。23番バス 1元。アニマルマーケットの北側で下車します。タクシーの場合、片道30元前後です。

ホテルの人にバスは大変と言われたため、私達は行きタクシー、帰りバスでしたが、バスの方が安くて圧倒的に良いとと思います。

道路を歩くとこれから売られるであろう、羊達に出会いました。

驢馬に乗る人。

 

❷マーケット前はバザール

マーケットの入口へ。

入口を越えるとまずはバザール。果物や食べ物が売られています。

朝10時ごろ到着すると既に大勢の人。早めに来て朝ごはんをここで食べることも出来そうです。

値段は、カシュガル市内よりも安い印象でした。

プロフはカシュガルでは20元が多かったけど、ここでは15元。ただ、香港人のおじさんがローカル価格は10元だったと言っていました。ローカル価格はウイグル人限定。中国語が話せても少し値上げされた価格になるようです。

羊串は15元とカシュガルの倍以上の価格だけど、サイズも倍以上。

桃は5元/kg

解体された羊。気温が高いから少し心配になります。

入口でヨーグルトとパンを食べる女の子。可愛かった。

 

❸羊と牛のパラダイス

さて、アニマルマーケットの中に入ります。

ただし、アニマルマーケットは動物だらけなので匂いが強いとも評判。スイス人の女の子はマスク、メガネ、帽子、長袖の羽織りと完全防備でした。

奥へ進むと、マスクなしでも匂いは大丈夫。ただ、服に染み付きそうな予感。また、砂埃が舞うのでカメラは気をつけた方が良さそうです。

まずは牛ゾーン

50頭以上の牛。素人の私には牛の善し悪しが全く分かりませんが、ベテランと思われるウイグル人が見定めていました。

男性ばかりです。

 

そして、羊ゾーン

羊は首をロープに繋がれて動けない状態になっています。少し苦しそう…。

何百頭もの羊!これだけの羊を見ることはなかなかありません。

羊は1kgあたり30元前後で取引されるそう。1頭あたり40kg程なので、約1000元(=15000円)です。安いのかな?多分安いのだと思います。

こちらは毛を綺麗にかられた羊。

 

マーケットでは、日本のような競りではなく、個人交渉です。

所々、交渉成立の証として笑顔で握手を交わしていました。

買われてしまった羊。瞳がもの寂しげに見えてしまいます。

羊を買ったおじさん。

たくさんの羊が一日で売買されていました。

 

この羊達。沢山いて可愛いのですが、特にお尻が可愛くて印象的でした。

プリプリと動いていてすごく可愛い。動画を見返して癒されています。

動物が沢山いるというだけでテンションが上がる、面白い場所でした。

 

帰りのバス待ち。

23番バスで市内中心部へ。サンデーマーケットを満喫しました。(場所はバザール。日曜日には人が増えるそうです。)多分、屋外のバザーが日曜限定なのだと思います。

バザールにいる人数自体は他の曜日も変わらないような印象です。

 

 

迫害されるウイグル族

さて、4日間も滞在したカシュガル。今まで訪れた他の中国の街とは全く異なり、散策が楽しかった街ですが、ウイグル問題を強く感じた街でもあります。

ウイグルのおじいちゃんはみんな可愛らしい。ただし、髭を伸ばしている人はみかけません。この地域では、男性が髭を伸ばしたり女性がベールで顔を隠したりすると禁固刑や懲役刑になります。

宗教の自由も何もありません。

習近平国家主席習近平国家主席の像。

習近平国家主席や政府、党への感謝を掲げた看板。

20時ごろ、旧市街を散策中に見かけた警察署の中。成人したウイグル人が机に座って中国語や歴史を勉強中。中国の闇を感じました…。

カシュガルでは子供やシニア世代は多く見かけましたが、私たちと同年代の人はあまり見かけませんでした。親子3人、という姿をあまり見かけない。たまたまかもしれないけど、他の地域で見るほど20~30代の人の割合が少ないような…。

そして監視カメラの数々。

ウイグル語よりも中国語が目立つ看板。ウイグル自治区でも、中国語が話せなければ受験や就職に影響が出ます。

 

中国ではウイグル族などの少数民族の「再教育」が法制化されました。中国側はテロ対策だとし、過激思想の影響を受けて犯罪に関わった疑いのある人たちを対象に「職業訓練」をしていると説明。

しかし、国連などは不当に拘束され強制収容されている人は100万人以上としており今も行方が分からなくなっているウイグル人が増え続けているそう。さらに、火葬習慣のないウイグル自治区にも大規模火葬場が何ヵ所も建設されたのだとか。意味を考えると恐ろしい。

国際社会の非難が強まっているものの、全容は分かっていません。

今年の7月10日、日本を含めた22か国が国連人権理事会宛てにウイグル族の大量拘束停止を求めた文書を提出していますが、イスラム教諸国は中国批判をしていないのが現状。中国が「大国」であることがその理由として挙げられています。

カンボジアで起きたポルポトの大虐殺が僅か数十年前ということにも驚きましたが、中国では今現在もウイグル族の不当な拘束、虐待、拷問が行われ、そして過酷な環境の下で思想改造を強制されていることに驚きました。

強制的に漢民族化され、「ウイグル」の文化や宗教、言葉が徐々に消え去ろうとしています。

ただ中国が大国であるがために、他国が声を上げてもいまだに改善されていないのが現実。ウイグル族など少数民族が中国の弾圧から解放されるために、一人でも多くの人がこの現実を知って、関心を持ってもらえればと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. サユミ より:

    初めまして。
    今日のブログ、ありがとうございます。
    きれいごとでは済まない事が世界にはあって、それを発信するのは中々難しい事だと思います。
    ウイグル族の人たち、男性は髭をそられて収容所で再教育されているというのを読んでいたので、写真の中の男性たちが、髭がない事に気が付いていました。ゆかりさんの説明でやっとわかりました。
    ラルンガルゴンバやアチャンに外国人が入れなくなり、その地での仏教徒に対する弾圧も同様に行われているのでしょうね。チベットの方の記事を日本の新聞で見かけましたが、アチャンなどで、肉食の強要など、小民族にたいする管理がますます進んでいる様子。
    旅をする。大国にとって不都合な事実を目撃する。それがわずかながら、その地に住む人たちの救いになることがあるのではないかと、祈るばかりです。
    お気をつけて旅をお続けください。

    • ゆかり ゆかり より:

      サユミさん。
      はじめまして。
      隣国で不当な弾圧が行われていることが、ただただ悲しいです。ご指摘の通り、チベットでも少数民族の弾圧が同様に行われているのだと思います。私個人として出来ることは少ないですが、1人でも多くの人がこの事実に関心を持ち、それが彼らの救いに僅かでも繋がることを願っています。ありがとうございました。