キルギスの首都・ビシュケクからカザフスタン・アルマトイへ6月25日~6月30日まで5泊6日のショートトリップしました。
アルマトイ市内観光と郊外の絶景観光(ビッグアルマトイレイクとチャリンキャニオン)をご紹介します。
【場所】アルマトイ
【滞在日】2019年6月29日
【気温】最高35度 最低16度
【通貨】100テンゲ=284円
➊アルマトイとは
1998年までのカザフスタンの首都。その後、北のアスタナに遷都されましたが、今年2019年「ヌルスルタン」に改称されました。ヌルスルタンとは前大統領の名前。中央アジアをはじめ、旧ソ連諸国は長期政権の国が多いです。権力の強さを感じます…。
現在、アルマトイはカザフスタンの「南の首都」とも呼ばれ、経済・教育・文化の中心地。中央アジアで最高水準の都市であり、近代的なオシャレな都市です。
➋アルマトイ市内観光
アルマトイはオシャレな都市でした。特にオシャレなカフェが多く、女性も綺麗な人が多い。キルギスの首都・ビシュケクからアルマトイに来たけど、アルマトイの方が洗練されている印象を受けました。
スーパーにはこんなグリーンティーの缶も。
そして、宿が同部屋の韓国人に連れられて「お勧めのチャイニーズヌードルだよ」というファーストフード店に。
具材を選ぶとその場で作ってくれます。
持ち帰り専用です。
甘辛ソースでうどんを炒めた感じ。伊勢うどんのような食感でした。1000テンゲ。
2-1.中央バザール
別名グリーンバザール。どの国にもありますが、アルマトイにもあります。
食料品をはじめ、洋服や日用品、食堂、お土産など…。
バザールはどこの国も同じような感じだけど、カザフスタンは果物の陳列が綺麗でした。国民性?
バザール内の食堂で注文。ラグマン810テンゲ。
2-2.28人のパンフィロフ戦士公園
大祖国戦争(第二次世界大戦での対ドイツ戦)の時に、モスクワを防御して戦死したパンフィロフ将軍率いる28人の部下の鎮魂のために造られた公園。結婚式でも訪れる、カザフスタン人にも人気の場所です。
アルマトイを代表する公園で、ロシア正教会として使われる「ゼンコフ協会」もこの公園内にあります。
一番有名なモニュメント。その他にも記念碑や墓など、園内に何ヵ所もモニュメントがありました。
散歩する人やボタン式アコーディオンを奏でるおじさん。アコーディオンなんて小学生以来!気持ちが上がります。
2-3.ゼンコフ正教会
パンフィロフ公園内にある、1904年に建立された木造建築の教会。釘はなく、世界で2番目に高い木造建築です。
ディズニーランドにあってもおかしくないぐらいカラフル。すごくポップな教会。綺麗で可愛らしいです。宗教のことはあまり分かりませんが、個人的に好きな教会でした。
※ロシア正教会なので、女性が中に入るときは、頭を隠す必要があります。内部は撮影禁止。
教会の前には沢山のハトと地元の人。
この公園は地元の人の憩いの場になっていました。
2-4.食堂kaganat
アルマトイは洗練された都市だけど、その分食事代は他の中央アジア諸国と比べて高め。ビールを飲むと簡単に500円越えてしまいます。
そんな少し相場の高いアルマトイですが、地元の人に人気なお手軽食堂がKaganat(カガナト)。自分でお盆をもって料理を選んで会計に運ぶセルフ式の食堂です。昼時には行列になるぐらい混雑しています。
スタッフは英語は×。指差しで簡単に伝わるのが嬉しい。そして種類豊富です。ただ、量を伝えるのが難しくて困りました。
1050テンゲ。レストランの場合税が10%掛かります。
宿の近くに2ヵ所(バザール付近と西側少し歩いた場所)あり、アルマトイ滞在中は2回行きました。アルマトイで人気なチェーン店なので至る所にあります。
2-5.Saebiz restaurant
宿のスタッフにも旅行者にもお勧めされた、比較的安価なレストラン。ニンジンがトレードマークです。
ガンファン1320テンゲ。ラグマンのご飯バージョン。具がたっぷり、汁もたっぷりなので、お米が少しリゾットのようになります。
プロフとカザフスタンビール2050テンゲ。ここも2回通いました。同じレストランばかり行ってました。
❸アルマトイ郊外観光
郊外で訪れた場所は2ヵ所。1日掛かるチャリンキャニオンと、アルマトイから近いため半日で行くことのできるビッグアルマトイレイクです。
3-1.チャリンキャニオン
アルマトイから東へ約200km、車で約3時間。国立公園内にある巨大な渓谷で、「東洋のグランドキャニオン」とも呼ばれています。
そのチャリンキャニオンへはツアー手配が一般的ですが、シェアタクシーを利用して個人で行ってきました。チャリンキャニオン自体も5km程度歩くので、アルマトイからは1日掛かる観光ですが、行く価値のある穴場スポットです
3-2.ビッグアルマトイレイク
ビッグアルマトイレイクは、アルマトイから南に僅か30km、車で1時間30分とアクセスのよい絶景湖です。
●行き方
2GISアプリでFirst President Parkの交差点バスで行き、そこから28番バスに乗り換え。パンフィロフ公園近くの私の宿からは121番バス→28番バスでした。バスは距離に関わらず150テンゲ。ビッグアルマトイレイクへの道は28番バスの終点で降ります。
禁止事項:遊泳・キャンプ・夜間立ち入り禁止
観光客や地元の人が多いのでローカルバス+ヒッチハイクで十分可能。ウズベキスタンはパスポート携帯が義務付けられているので忘れないように!
これが公園の目印。ここから南には道沿いにバスで行くだけ。
28番バスが来るまで1時間待ちました。ヒッチハイクをしている人もいます。中央アジアではヒッチハイクは一般的。
アルマトイ市民の多くは電子マネーを利用・
乗車時に150テンゲを運転手に渡すとレシートを貰えます。時々支払いしているかチェックする人がバス停から乗車するので大事にとっておきます。
終点で降りる観光客たち。おそらく皆、ビッグアルマトイレイクへ行くのでしょう。
ただし、ビッグアルマトイレイクまでは山道を9.4km。徒歩だと4時間かかるらしいのでヒッチハイクで行きます。すぐに観光客を乗せたタクシーがとまり、1000テンゲで乗せてもらいました。個人の車が多いので、待てば無料で乗せてもらえると思います。
山道を登るので歩きでは大変です。
車だとあっという間に駐車場に到着。
ここからどこに歩くのかと思ったら、湖はすぐ下でした。
おおーすごい!加工無しでこの美しさ!エメラルドグリーンンの絶景が広がっています。奥の雪山も素敵。カザフスタンはただただ砂漠のイメージだったので、この湖のように美しい場所があることに驚きました。
ただ、水が思ったよりも少なかったのが残念。湖の奥の方は干からびていました。秋になれば水も増え、さらに綺麗になりそうです。
人が沢山いてピクニックをする人も。市内と違って暑くなく涼しいので、ピクニックは丁度良さそうです。
標高2500mに位置しているので、涼しいです。6月末の時点では、半袖+ウィンドブレーカー1枚で十分でした。空が曇ると少し涼しいぐらい。逆に夏以外の季節だと寒い可能性があるので防寒着を準備してください。
湖まで近づいている人も多くいました。ただ、この湖は禁止事項が何点かあります。
キャンプ禁止。遊泳禁止。夜間立ち入り禁止。
キャンプをすれば星空が綺麗そうですが、禁止されているのでご注意ください。
カザフスタンでは、日本と同じような顔つきの人も見かけます。
鷹匠の家族?。少し待ってみたけど鷹狩りは見ることが出来ませんでした。
景色が綺麗なので、帰り道は数キロ歩いてみました。まるでスイスのような風景が広がっています。
ビッグアルマトイレイクの水はこの太いパイプを通ってアルマトイ市内に運ばれます。
30分程歩いていると、カザフスタン人観光客を乗せたドライバーが声をかけてくれたので、下のバス停まで送ってもらいました。
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